家主様の高齢化問題

2020年06月26日

昨年のことです。

 

90歳を過ぎたご高齢の家主様と突然連絡が取れなくなり、土地賃貸の新規契約の打ち合わせができずに困っておりました。

 

これまでは入院なさってもきちんと連絡があり、携帯電話が繋がらないということはありませんでしたので、何度か夜ご自宅にお邪魔したり、電話をかけたり、手紙を玄関に挟んでも返事がございません。

 

途方に暮れ、私が管理会社として代理可能なところは事情を先方に説明して無事に打ち合わせを終えました。

 

1ヶ月ほどして、別に暮らしているご家族から家主様が亡くなられたとの連絡が入りました。

 

今後お一人でお暮しになるご高齢の家主様が増えることと思います。

 

アパートの契約書には必ず入居者用の緊急連絡先を記入する欄がございます。同様にご高齢の家主様にも管理会社として緊急用にご家族の連絡先をお教えいただくようにお願いしております。

 

また、近年家主様の老人性認知症が私たち不動産業者の中で大きな社会問題になっております。

 

土地の売買価格や家賃を打ち合わせていても「そんな値段を言っていない」とか「売ると言った覚えはない」とか「契約金を受け取っていない」とか・・

 

また当社の事務所をたびたび訪問し何度も何度も同じ話をしたり・・

様々です。

 

皆様、最近物忘れがひどくなったり、同じことを何度も話したようなご経験はないでしょうか?

 

アパート経営・管理、相続に関する諍い(いさかい)をなくすためにも家主様ご本人がお元気なうちに次の世代のご準備を是非なさってください。

 

もし、アパート経営や管理でお悩みの方はアスミルにご相談ください。

 

高齢化