今年の夏はコバエが発生し大変でした。

2023年10月01日

今年の夏はコバエが大量に発生し大変でした。コバエだけでなく、羽アリ、ゴキブリなどについても早急な原因究明と修理・部屋替えなど、家主様や管理会社の対応が大切です。

 

ある一人暮らし用アパートのことです。キッチンの蛇口をシングルレバーに交換した際に水道管との連結部分から漏水し、流し台下の収納庫内部と裏側が水浸しになり、コバエが大発生しました。家主様が殺虫剤を散布しましたが、効果がなく1か月近く流し下の収納庫が湿気で使用できず、床までが湿気で湿ってきました。流し台と壁との隙間からの入ってくるコバエで台所はコバエだらけ・・・。

 

管理をしていないアパートでしたが入居者から仲介業者の当社に緊急要請があり、2回ほど現場に出かけ、状況を確認し、メールで家主様に早急な対応をお願いしておりました。入居者とは状況連絡を取り合っていましたが、明らかに家主様の対応が不十分と感じました。

 

ついには入居者から退去したいと当社に連絡がございましたので、すぐに家主様に連絡をして流し台の交換し、発生現場の湿気を乾燥されてはいかがかとアドバイス差し上げましたところ、早々にご理解いただき流し台を交換したところコバエは少なくなりました。

 

もう一つはファミリータイプの鉄筋造りの6階建て築30年近い大型マンションのことです。台所からの排水管が地中で割れていたのが原因でコバエが発生し、排水管を通ってコバエが台所に入っているとの専門業者の調査で判明しました。

 

同様の事故が1階の他の部屋でも2部屋発生していました。そこで排水管が割れた原因として考えられるのが、建設当時に基礎工事で埋設した排水管の上を重機が通りひびが入り、経年変化により排水管が割れた可能性が高いとの事でした。

 

共通点はどちらも鉄筋造りの1階の部屋で、床下は土間で土がむき出しとなっており、湿気や水分が溜まりやすいということです。

 

相違点は最初の家主様は退去すると入居者が言って来るまで対応が遅かったこと。2例目の家主様はすぐに入居者の方を空室の部屋に移動していただき、コバエの出た部屋の排水管が修理できるまで気持ちよくお住まい頂いたことです。

 

管理のことでお困りの家主様は(有)アスミルにご相談ください。

 

 

10-1コバエ