好かれる家主さん その3

2024年02月17日

 

お部屋をお世話した入居者さんから「お部屋だけでなく、良い家主さんで安心しました。お世話になりました。」と言ってもらえると私たちお世話をした側もうれしいものです。

 

ところが、せっかくそんな良い入居者さんにご入居いただいても、発生したクレーム対応を家主さんにお願いしても、修理を渋ったり、先延ばしにされると、良い入居者さんが少し嫌な入居者さんに変わります。

 

そして、ほかの入居者へ伝わり、いずれは管理会社や仲介業者やリフォーム会社に伝わります。気が付くと周りみんなが嫌な人になります。

 

そのように入居者を大切にしない家主さんだと管理会社や仲介業者さんが知ると、入居のお世話が遠のき、結果的に空室問題として家主さんに返ってきてしまいます。

 

ケチで強欲な大家さん・・・人間関係においても嫌われるのが「ケチ」や「銭ゲバ」さんです。お金を大切にすることは当たり前のことで大切なことです。しかし、それも限度を過ぎれば自然と周りが離れてしまいます。

 

・壊れた設備やリフォームをすぐに修理・交換してくれない。
・時代や入居者ニーズに対応した設備やリフォームに応じてくれない。
・請求書や見積書のほか振込手数料や端数など常に値引きを要求する。
・しつこく、細かく、身勝手で、常に上から目線で業者さんをタダで使おうとする。

 

お金に執着しすぎるあまりに、大切なお客様である入居者さんが不自由している状況や管理業務に従事している管理会社のスタッフさんの苦労が見えなくなってしまっていると、周りの人はだんだん遠ざかっていくのです。

 

有り余る空室が存在する現在、お部屋探しのお客様は選り取り見取り・・・お部屋選びの条件の中には家主様のご性格を尋ねる方も大勢います。

 

修理対応が遅かったり、入居者を呼び捨てにしたり、上から目線で対応する・・周りを大切にしてくれない家主さんは次第に相手にされなくなります。

 

今や家主さんは入居者や業者から選別される時代なのです。

 

 

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