11/6 アパートの消化器点検と交換

2023年11月06日

先日、管理をしているアパートの消火器の期限が切れていたので、家主様にその旨を報告すると新しいものに交換しておいてほしいとのこと・・・。

 

消防法により、賃貸物件の家主は消防設備の確認を定期的におこなうようにと義務化されており、その結果を所轄の消防署に報告しなければいけません。消防設備の点検を拒否した結果、火災が発生し適切な消火活動がおこなえずに周囲に延焼してしまった場合や、住人が避難設備を適切に使用できなかったために逃げ遅れた場合には、家主が刑事責任を追求される可能性があります。

 

ただし、延べ面積が150 ㎡未満の小さなアパートの場合には、消防設備の定期的な確認の義務は免責されると定められています。

 

このアパートは数年前に消防設備の点検を防災会社に委託し、実施、報告をしましたがその後消火器の期限が切れたようです。

 

一般的な蓄圧式ABC粉末消火器10型の値段を調べると¥5000~¥18000と幅広く、防災会社に引き取り処分代と新しく消火器を設置する見積もりを取ると1本あたり¥10000(消費税別)くらいでした。

 

中身の粉末を入れ替え交換する方法もあるようですが、消火器の期限が約10年ですのでたいがいの場合、消火器の外側は錆びており、ホースも経年変化で変質しているものが多く、値段も1本あたり¥1000ほどしか変わりませんので、ここは新品に交換する方が得策かと思います。

 

見積りの消火器の単価は1本が¥7000(消費税別)ほどのごく一般的なものでしたので撤去代・処分費・備え付け代で¥3000ほどと計算できます。

 

最近はホームセンターで消火器を購入すれば購入数だけの本数を無料で処分してくれますが、アパートの2階や3階まで重たい消火器交換のために階段を行き来するのはご高齢の家主様には大変な負担となりますね。

 

(有)アスミルでは消火器の交換もお得な価格で承りますので、ご相談ください。

 

11-6消火器