2021福寿草

2021年03月14日

今年も福寿草に逢いに祖谷の山奥に…

 

最近は一般の方にもよく知られるようになった山野草で、旧暦の元日頃に咲くので別名は元日草(ガンジツソウ)・・・ちなみに今年の旧暦の元日は2月12日です。

 

しかし、徳島では祖谷などの雪深い山間部の標高が高いところに群生地が多いので、雪解けの3月上旬ころに開花時期がなってしまいます。

 

 

3-14福寿草

 

群生地で有名な祖谷山系の「寒峰」(標高1605m)では群生地の標高が高いので4月の上旬が最盛期となります。中級者向けの山ですが、急坂が多く福寿草の時期には残雪もあり、以前下りで残雪の為、道を見失いひどい目あったことがございます。

 

この花はキンポウゲ科:フクジュソウ属で花言葉 は「幸せを招く」「永久の幸福」「悲しき思い出」。

 

 

3-14福寿草

3-14福寿草

 

マスコミにもよく取り上げられポピュラーな草花ですが、近年は山野草マニアによる乱獲のため少なくなっており、群生地はどことも有志による管理・保護により守られています。

 

縁起のよい花として南天(なんてん)と一緒にお正月に飾られる地域も多いそうです。南天は「難を転じる」という意味があり、福寿草と合わせると「難を転じて福となす」という意味になります。なんとも縁起が良いかけ合わせ方ですね。

 

 

3-14福寿草

 

日本の野生種は光沢のある黄色い花が一般的です。本州の山林に自生する多年草で、写真のように山野の落葉樹の下の陽当りの良い場所で自生しています。

 

私の大好きな花の一つですが、ゴボウのような根を多数持っていて毒性があります。強心作用、利尿作用があり民間薬として使われることもありますが、毒性が強く一般人の利用は危険とされています。

 

 

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3-14福寿草

 

 

自宅から登り口まで三時間、往復六時間…急坂を含め上の群生地から山頂まで50分、往復一時間半…素晴らしい青空…下りは家内と別行動を取らせて頂き、ゆっくりマイペースで福寿草を撮影しながら早春の山を楽しみました。

 

 

3-14福寿草

 

帰りは久しぶりに井川の「つくだうどん」に寄って名物「釜揚げうどん」を頂きました。30年ほど前、吉野川上流にハイ(ジャコ・オイカワ)釣りに通っていた時によくお昼に寄らせて頂いていました。

 

以前おいでた老夫婦の姿はなく、若い愛層の良い男性がお一人で対応してくれました。もちろん、味は以前通り美味しかったです。