空室をなくすためにの4・・・通電編

2022年09月30日

先日、昨年より1年近く空室になっていた1DKのお部屋に久々にご案内が入りました。

 

前日にリフォームや設備の状態を確認をしようとしたら、電気がきていません。

 

すぐに家主様にこの部屋の通電をお願いしたところ「電気基本料が勿体ないのでは通電はしない」とのお返事・・。

 

以前から当社では空室のお部屋に通電をとお願いしてきました。

 

案内時にリフォーム・・特に風呂、トイレ、洗面所の綺麗さをアピールしましょうと・・。

 

いまだに空室対策の主旨をご理解していただいていない家主様がいる事を知りとても残念な気持ちでした。

 

特にこの部屋の間取りは窓が少なく、トイレ、洗面所、浴室に照明が点灯しないと、昼間でもどこに何があるのか分かりません。

 

当日は携帯電話の懐中電灯アプリを使って探検隊状態のご案内です。

 

せっかく綺麗にリフォームできているのに・・真っ暗でその良さがアピールできません。

 

 

9-30通電


当然、このお客様は築年数は少し古いのですが、照明が明々と点灯する別のお部屋にされました。

 

もし、これをお読みになられている家主様が、お孫さんや子供さんのお部屋探しをされるなら、どちらのお部屋をお選びになりますか?

 

仲介業者としても通電していないお部屋をご案内すると決まった時点で「もうこの部屋は決まらないなあ」・・

 

というくらい通電は大切なことなのです。

 

大手メーカーさんの空室は全室通電されていて、雨の日も夕方でも水回りの風呂・トイレ、洗面所の隅々まで明るく内見できます。

 

空室の電気基本料は当然家主様負担になりますが、月額約500円の電気代にとらわれ、賃料(月額4~5万円)という年額にすれば大きな損失をするのです。

 

怖いのは、仲介業者さんは「何度ご案内しても決まらないお部屋、通電していない部屋や綺麗にリフォームや管理がされていないお部屋を次第にお客様にお薦めしなくなる」ということです。

 

ひどい業者さんは他の部屋をよく見せるために比較部屋、いわゆる「当て馬」ならぬ「当て部屋」として利用されることもあります。

 

 

9-30通電


空室対策のアドバイスをお聞き入れいただけないことが度重なると、次第に内見希望も少なくなり、空室だらけになります。

 

いよいよ手に余って「もう売ってしまおうか・・」との話になるのが現実です。

 

全空室じゃなくていいです・・せめて一部屋だけの通電をお願いします。

 

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